神経内科・内科・小児科 久米クリニック 〒467-0054
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むずむず脚(レストレスレッグ)症候群

次のうち2つ以上当てはまるものがあれば、むずむず脚、すなわち “レストレスレッグ症候群”の可能性があります。
1、 夜寝るとき、足に不愉快な、虫が這うような、 掴まれるような異常な感覚が出現する。
2、 足の異常な感覚を和らげるために、起きて歩き周ったり、膝を曲げたり、 温水や冷水に浸けたり、マッサージなどをしている。
3、 足の異常な感覚は、テレビや映画を観ているときなど一定時間すわっているときや、 クルマに乗っているとき、会議中などにも出現する。
4、 この異常な感覚に最も悩まされるのは夕方や夜である。朝や昼間は良い。
5、 ぐっすり眠れなかったり、寝付きが悪かったりすることが頻繁にある。
6、 夫あるいは妻から、寝ている間に足がビクンと動いていると指摘されたことがある。 また、目が覚めたときに、自然に足や手がビクンと動くことが時々ある。
7、 しばしば昼間から眠気やだるさを感じる。
8、 足の異常感覚の原因は病院の検査では明らかにはなっていない。
 レストレスレッグ症候群は、アメリカの研究によると全人口の3〜8%に認められます。そのほとんどは軽症ですが、日常生活に支障を来すほどの重症な例も数万人存在すると考えられています。

 

特徴

1. 脚をじっとしていられない異常感覚
不愉快な異常感覚が足に、特にふくらはぎに最もよく現われます。この異常感覚は"びりびりする"、"焼ける"、"中で水が動くような"、"虫が這うような"、"痛い"、"掴まれる"などと表現されます。さらにこの異常感覚とともに「からだを動かすように駆り立てられる気持ち」に襲われ脚をじっとしていられなくなります。

2. 運動による症状の緩和
「動かすように駆り立てられる気持ち」を和らげるために通常はその場を歩き回ることになりますが、からだを揺すったり、震わせたり、曲げたり、伸びをしたり、足踏みをしたりする場合もあります。これらの運動は症状を和らげるために自分の意思で行なっているので、自分で運動を止めることができます。したがって、ひとりでに動くわけではありません。

3. 休息・休憩による症状の悪化
レストレスレッグ症候群に最も特徴的なのは、症状が休息・休憩により誘発されることです。それは就寝時でも静かに起きているときでも認められます。多くはリラックスしてから数分後、ときには1時間後に症状が始まります。飛行機や列車の旅、乗客としてのクルマの旅はしばしば耐え難いものとなることがあります。

4. 日内リズム
「異常感覚」と「動かすように駆り立てられる気持ち」はほとんどの場合夕方から夜間に現われます(午後6時から午前4時の間)。これらの症状は通常は昼間には強くありません。たとえ重症な患者さんでも夜明け頃にはいくぶん症状が軽くなります。

さらに、上の4つの特徴に加えて、約80%の患者さんに「周期性四肢運動障害」という症状が合併します。

周期性四肢運動障害とは

 足や手がビクンと動くけいれんで、通常20-30秒おきに認められ、夜間を通して出たり引っ込んだりする神経症状です。多くの場合患者さんはこの繰り返されるけいれんを自覚しておらず、けいれんのため気が付かないうちに半分目が覚めてしまうので病院へは不眠を訴えて来院することになります。ほとんどのレストレスレッグ症候群には周期性四肢運動障害が合併しますが、周期性四肢運動障害を有する人(これは高齢者に多いのです)のほとんどにはレストレスレッグ症候群はありません。

レストレスレッグ症候群は様々な原因により引き起こされる疾患です。

原因

○体質
コ−ヒ−、紅茶、チョコレ−トなどのカフェインを含んだ食物を摂るとレストレスレッグ症候群が現われ、カフェインを取り除くと症状が消失します。さらに、妊娠中には15%の妊婦がレストレスレッグ症候群を経験し、症状は分娩後に軽快します。

○いくつかの慢性疾患
これまでに慢性貧血、糖尿病、末梢神経障害、アルコ−ル中毒、リウマチ、パ−キンソン病においてレストレスレッグ症候群の出現が報告されていますが、なかでも慢性腎不全が最も高頻度にレストレスレッグ症候群を誘発するとされています。慢性腎不全で血液透析を受けている患者さんの中に従来から認められた「イライラ症候群」はレストレスレッグ症候群の重症例と考えられます。

 

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